記事で紹介する内容
- ドラマ、ハケンの品格
- 当時の2007年と比べて変わったこと
- サラリーマンは大前春子を目指すべき
(この記事は約2〜3分で、最後まで読むことができます)
どうも!!!元ニートから外資系IT企業へ転職経験があるピーピーです(´・ω・`)ドウモ~
いきなりですが、皆さん派遣ってどんなイメージがありますか。雇用の調整弁、使い捨て、人権がないと僕の世代の方々なら印象持つかもしれません。この派遣という働き方は10年ほど前は本当に酷い扱いを受けている方々が多く、とくに就職氷河期、ロスジェネ世代と呼ばれる非正規が多い世代が派遣で多いことも周知の事実です。実際に私の同僚でもロスジェネ世代で長く派遣をしている方がいました。また、海外で現地採用として勤務している時も上司が丁度その世代でしたね。それくらい本当に就職に苦労した世代なんのです。
今でこそ売り手市場となっておりますが、当時はドラマ「ハケンの品格」が2007年に放送されるほど、世間的にも問題になっていたんですね。僕もキャリアで派遣としてIT業界で勤務していた経験があるので、自分の体験からの派遣という働き方について、またドラマから大切だなと感じたこと記事でまとめていきたいと思います。
ロスジェネ世代とは
ロストジェネレーション(さまよえる世代)の略。バブル崩壊後の就職氷河期に新規卒業者となった世代で、フリーター、派遣労働者、引きこもりなどの総称としても使われる。正規雇用の道を断たれることが多く、格差社会や貧困の体現者ともされる。
ドラマ、ハケンの品格
上述でも述べましたが、こちらのドラマは2007年に放送されたものになります。簡単にドラマの内容をご紹介すると以下となります。
簡単なあらすじ
派遣社員(登録型派遣)として特Aランクの評価を受ける大前春子が3ヶ月契約で、東京の丸ノ内にある大手食品会社「S&F」本社の営業事業部マーケティング課に雇われる。社内の人間関係に追われつつも、与えられたノルマを淡々とこなし、相手構わず言いたいことを言う。契約した仕事以外はしないため、配属部署以外の部署の業務の手伝いなどは一切せず、たとえ役職者であっても直属の上司でなければ命令には従わない。休日出勤もしなければ、残業も一切しない。そんな春子に周囲は振り回されつつあるが、そんな彼女を次第に認め始めるようになる。
派遣組
篠原涼子演じる派遣社員として特Aランクの評価を受ける大前春子(33歳)。大量の難関資格を持っており、スキルも正社員と比べ物にならないくらい上。そのため部長も彼女には頭が上がらず、時給が特別に3000円という最強派遣社員です。そんな彼女はまさにロスジェネ世代であり、過去に大手銀行でOLをしていたが、倒産のためにリストラされた経験を持つ。活躍が認められ、後半は時給が3500円に跳ね上がる。
加藤あい演じる森 美雪(23歳)はアルバイトしか職歴が全くなく、派遣として一念発起して働くことを決意した若手OL。パソコンスキルも0のため、ダメダメ派遣のキャラです。
安田顕演じる一ツ木 慎也は派遣ライフの社員です。このドラマのおもしろいところは年収まで設定されていること。彼の年収は402万円なんですね。大前春子のマネージャーという役目で、彼女には頭が上がらない。
正社員さん組
北海道が生んだスター大泉洋が演じる東海林 武は会社への忠誠心が強く、正社員であることに誇りを感じているキャラ。とにかく派遣を見下し、正社員が神という考えのため派遣社員から嫌われる。
小泉孝太郎が演じる里中 賢介は東海林との同期であり、二人で切磋琢磨して出世街道を走る社員。しかし、東海林よりも優しいため、出世チャンスを毎回彼に譲ってしまう。新しく新設されたメーティング課の主任を務める。今でこそマーケティング課というのは華のポジションですが、当時はまだまだ認知されておらず、左遷?に近い社員の寄せ集めのような部署だったことに驚き。
黒岩 匡子は仕事ができるOL社員。彼女も東海林、里中と同期。非常にきつい性格であるため、ちょいちょい大前春子と衝突する。
最近亡くなられた松方弘樹が演じる桐島 敏郎は部長役。部長だと年収が1600万なんですね。今でも大手企業であれば、それくらいサラッと貰えるのかな・・・?
勝地 涼演じる新卒社員の浅野ですら年収475万円。新卒社員でこれくらい貰える会社ってごく一部ですよね。当時は大手に入社すれば、それくらい誰でも貰えてたのだろうか。平成30年の平均年収が440万であることを考えても高いですよね。
小松政夫が演じる小笠原 繁(62歳)は定年後に委託社員として勤務する全社員の大先輩。委託社員で年収480万円も貰えるとか素晴らしい会社ですね。そもそも60歳でしっかりと定年まで在籍できたこと自体、2019年現代の日本社会では多くの方々が思い描くことができないキャリアですよね・・・(;´∀`)
パソコンは使えないわ、居眠りはするわとあまりにも仕事をしないので5話で委託社員での契約を打ち切られる危機に陥るも、大前春子に助けられる。
大前春子にサバ定食500円を奢ってやるからと親切心で言ったつもりが断られ怒るシーン。派遣の給料なんて、生活費を払った何も残らないんだから甘えとけ。貧乏な派遣社員が何言ってるんだと言いたい放題で、結局内心は派遣社員を馬鹿にしているのだなと・・・(;´∀`)
Youtubeでも・・・
本当はダメなんですよ?ダメなんですけど、誰かがyoutubeに全話流してしまっているため観れてしまっています。観たことがない方は是非。
2007年と比べて変わったこと
ドラマを観たことがある方はご存知だと思いますが、とにかく正社員が神で、派遣社員は奴隷という時代背景が垣間見れる内容となっております。さすがにここまで露骨に派遣社員を馬鹿にすることはないと思いますが、少なからずパワハラに近い扱いがあったことは事実でしょう。
ドラマが放映された2007年から12年の年月がたち日本の労働環境が大きく変わりつつあります。変わったと感じる点を箇条書きにピックアップすると
- 終身雇用制度が完璧に崩壊し、定年まで同じ組織で働くという考えがなくなりつつある
- 大規模なリストラが大企業で行われるようになってきた(大企業の倒産も増えましたね)
- 正社員信仰が薄れ、非正規社員、フリーランス、副業と個人の活動が好まれるようになってきた
- 会社組織で出世してもそこまでリターンが多くないことに気づき始めた人が増えた
- グローバル化の波に押し寄せ、ますます日本国内だけでは食べていけない可能性がでてきた(逆にグローバル人材は引く手あまたになりつつある)
- 派遣を含めた非正規での働き方も一つのキャリアであると社会で受け入れられるようになってきた(とくにIT業界)
- 少子高齢化もあり、40歳でもスキルや経験があれば転職が容易になってきた
7つほどあげさせていただきましたが、一言で表現すると働き方の自由が認められつつある気がします。当時よりもインターネットが発達し、IT技術の進歩、スマートフォンの増加で誰もが情報に触れられる時代になりました。様々な意見に触れる機会が増え、属する組織の常識が社会の常識ではないことに気づける機会が増えたことが大きいと思います。
またグローバル企業であるトヨタまでもが終身雇用が非現実的であることをインタビューで発言しており、ますます企業に守られる時代ではなく、自分でキャリアの機会を掴みに行く必要が求められる時代になってきていることは誰もが感じるところです。
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僕の体験を踏まえて
僕が派遣社員として働いた時は、直属の上司が派遣社員上がりの正社員だったため派遣という働き方には理解がありましたね。また、その上の上司も食事する度に奢ってくれたり良い方でした。仕事面では無茶振りが多かったけど・・・。正直、ドラマまで酷い経験は僕はしたことがないです。
しかし、ネットでの噂ですが楽天では派遣社員に食堂を使わせないなどあったと聞いたことがあるので、派遣社員に対する扱いが酷かった職場があったことも事実だと思います。現在はパワハラなど労働者側の保護に大変厳しくなっているので、ぞんざいな扱いをする会社は少ないと思います。
サラリーマンは大前 春子を目指す時代
これからの時代のロールモデルとして大前春子をサラリーマンは目指すべきであると思います。彼女は3ヶ月という短期の派遣でもスキルを習得し、プライベートでも自己研磨を欠かさなかったことから特Aランクの派遣社員として高時給を貰えているわけです。彼女のようなどこの職場に行っても生き抜いてこれる人材を目指すことが理想なのではないかなと思います。
逆に定年退職後の小笠原みたいな考え方でサラリーマンをやると確実に企業は守ってくれないし、別の組織でも市場価値が低いため雇ってもらえないでしょう。企業にしがみつく精神は逆にリスクが高い時代です。
大前春子もレジ打ちからスタート
特Aランクの派遣社員である大前春子も銀行をリストラされてからはスーパーの時給700円以下のレジ打ちからスタートしているのです。僕も大学中退、ニートからまず始めた仕事が時給700円ほどのローソンでの夜勤アルバイトからでした。そこから東京に出てきて夜勤ありのサーバー運用監視、ネットワークエンジニアとステップアップしてきました。そのため何もない人材がとにかくスキルや経験を得るために派遣社員でもいいから食らいついてくという姿勢は非常に共感できます。
何もスキルがないなら経験を得るために大前春子みたく派遣社員でもいいから機会を掴みに行くべきですよね。最近はこちらの人材紹介会社のように派遣でも交通費が支給され、求人を幅広く取り扱っているところがあり、当時と比べると働ける環境が整っていると言えます。とにかく踏み出すことが大切だと思います。
こちらの記事でもニートから脱出した際の体験を書いております。
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大前春子の名言集
- 私たちはモテない社員の癒やし係ではありません
- 泣くのは昼休みまで我慢しなさい!
- 私は会社に縛られる奴隷にはなりたくありません!
- 残業は意欲の現れではなく、職務怠慢の現れです!
- あなたはまだ、スタート地点に立ったばかりです
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大切なことは複数登録して、試しに足を運んで人材紹介会社のカウンセリングを受けてみること!!案件がなくても、キャリアのアドバイスを貰えるから就職活動で参考になります!!下で紹介しているサービスはすべて無料で利用できるので、使わない手はないです!!自分から動かないと何も始まらないのが就職活動ですよ!!(`・ω・´)ヤルゾ!!
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