元ニートがゆるく海外移住した結果

ニート達よ、大志を抱け!!ニート、フリーター経験者が海外生活、旅、投資、就職や転職について雑記的に綴ります。

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「海賊と呼ばれた男」を観て、タブーに挑戦することの大切さを学んだ

 

どうも!!ピーピーです。

前から観たかった作品なんだけど、岡田准一さん主演の「海賊と呼ばれた男」をようやく観ることができた。百田 尚樹さんの小説が映画化された作品であるが、そのモデルとなったとは出光興産創業者である出光佐三さんである。日本の実業家としては、松下幸之助と同じくらい有名な方だけど、僕自身は彼のことを詳しく知らなかった。

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  出光佐三とは

出光 佐三は明治から戦後にかけての日本の実業家・石油エンジニア・海事実業家。石油元売会社出光興産の創業者。貴族院多額納税者議員。

 

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彼のすごいところところはまとめサイトでも取りあげられているので、こちらを確認してもらえたら分かると思う。

 

 

matome.naver.jp

youtubeでも彼のことを取り上げた動画を観ることができる

www.youtube.com

 作品は本人を忠実に再現している

小説を映画化にしたからだいぶフィクションも入るのではと思ってたけど、大筋彼の人生を再現された作品だと思う。岡田さんの熱い演技、上手な博多弁もあり、熱い昭和の男に見惚れしまった。平成世代では出会ったことがない人種がそこにはいた。

とにかくタブーに挑戦し続けた男

石油業界のしきたりを無視

いつの時代もですが、その業界に先に進出した者がルールを作り、そのルールにあぐらをかくんですよね。昔の石油業界も類にもれず、販売ルートにしきたりがあったそうです。それで新参者は商売を始めても、そのルールで商売ができなかった。

しかし、出光さんは知恵を絞り、海の上で軽油の販売を行います。「海の上には線なんてない。好きに商売してもいいだろう」という考えで、漁に出る漁師たちに直接売り込みます。他の業者の反感を買いますが、彼の言っていることは強引ながらも間違っていない。

顧客のニーズに合った商売をした

当時は割高な灯油を使うことが当たり前だったそうです。出光氏は軽油でもしっかりとエンジンを動かすことができることに気づき、安価な軽油を漁師たちに売り込みました。漁師たちも漁へのコストが下がるため、今まで以上に商売がしやすくなる。

彼は顧客のニーズをつかみ、工夫、努力をして真っ当に商売しただけなんですね。業界のしきたり、常識を無視した、「空気を読まない」ことで成功したのです。

メジャーに屈しない

石油業界はメジャーとよばれる、実際に探査、採掘、生産まで上流工程をすべて担っている欧米系企業が当時から独占していました。石油のとれない日本では、日本企業は彼らに逆らうことができなかったんですね。そんな中、メジャーが独占していた満州での石油事業も出光氏が安価な軽油、また独自で作り上げた極寒地でも強い商品であることをアピールしたことで顧客獲得に成功します。

敗戦後もGHQに支配下にあった日本は、石油事業に関しては苦戦したそうです。多くの日本企業が不利な条件で、欧米系メジャーの買収に応じる形になります。しかし、出光興産だけは買収に応じず、あくまで「日本企業」であることにこだわり戦い続けます。僕が感動したことが、「石油は日本の血液である、それをメジャーに奪われるわけにはいかない」という発言。彼はシンプルに商売という観点だけではなく、「日本の発展」を信じたからこそ、絶対にメジャーに屈しない道を歩んだんだと思いました。

ちなみに現在は、非欧米系の企業が力を高め、欧米系のメジャーの影響力は弱くなっているそうです。

日章丸事件こそ、KYであることで成功した

この映画を通して知った歴史なんですが、「日章丸」という出光興産が保有するタンカーがあります。出光興産は戦後も欧米系石油企業から石油を輸入し、販売していました。しかし、メジャーの圧力によりすべての輸入経路を閉ざされてしまいます。

石油を輸入できず、売ることができない・・・このままいくと倒産だという状況まで追い込まれた時、出光氏は再度タブーに挑戦します。当時、イギリスの影響下にあったイランから石油を買い付けに行くという、簡単にいうと敗戦国である日本が勝戦国であるイギリスに喧嘩を売るという行為にでます。

イランは英国の植民地であったため長い間搾取され続けました。いくら石油を売っても、その利益はイランには回らず、英国が独占していたのです。その現状を打開したいという出光氏の気持ちもあったんだと思います。日章丸はライン政府、国民から大歓迎され見事に石油を日本に持ち帰ることに成功します。これが世界で初めての石油自由貿易の先駆けと言われいます。

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出光佐三氏の生き方から学ぶ大切なこと

タブーに挑戦し続けること

誰かが作ったルールに乗り続けることで、一生成功はしない。そのタブー自体も法律ではなく、社会の雰囲気が作り出したもの。それに屈し続けることで、視野も確実に狭くなり何も挑戦できなくなります。

例えば、同じ会社で3年働き続けないと職歴ならない・・・。3年未満で職場を離れると職歴にならないってある意味、社会が作り出した根拠も何もないタブーなんじゃないかなと思うんですよね。

空気を読まない

日本は世界一空気を読む国だと思います。もちろん悪いところばかりじゃないけど、確実に人生を消耗させる原因でもある。しかも、その空気は何の意味もなかったりする。空気ばかり読んでても人生つまらないし、何も生まれない。

会社を辞めて、自分で何かしてやろうともがこうとすることって会社の先輩方にとってはKYなんだろうと思う。でも、20代〜30代で空気読んでて何が得られるんだろうと思う。他人に迷惑をかけない範囲であれば、ガンガン自分がやりたいこと、好きなことを優先させ、KYになってもいいと僕は思う。

仕事は自分で作るもの

作品の中でもよく口にしていることが「仕事は自分で作るものだろう」というセリフ。サラリーマンやってたら仕事をして、給料を貰うことが習慣になるから、どうしても仕事を貰うものという発想になる。現代のようなサラリーマン社会の日本では、難しいことなのかもしれない。

でも、自分が住んでいるタイではサラリーマンはまだまだ一般的でなかったりする。まだまだ小さな屋台、自分でショップを開くなど自ら仕事を作ろうとする人の割合の方が多いのだ。そういう光景を見ていると昔の日本も「仕事は自ら作り出す」のが当たり前だったのかもしれない。

士魂商才

出光佐三さんが大切にしてきた言葉で、今でも出光興産の社風になっている。

www.idemitsu.co.jp

意味としては、「武士の精神と商人としての抜け目のない才能とを併せ持つこと

  

   本人の引用

昔の商人のように人に迷惑かけようが、社会に迷惑かけようが、金を儲けりゃいい。これは金の奴隷である。それを私はとらなかった。

 今のような殺伐とした時代だととにかく儲けるために人を騙そうとする輩も多い時代ですが、良心と照らし合わせて商売をすることが一番大切であるということですよね。

 

従業員を大切にする

松下幸之助も社員を一人もリストラしないで経営されていたことで有名です。社員は家族であるという経営理念を、出光佐三さんも貫いておらてたんですね。

今のようなブラック企業が多い時代だと人との繋がりが希薄で、搾取してやろうという発想が先行しやすい。でも、こういう会社って長続きしないと思うんですよね。

僕もサラリーマンしていた時代に、会社を信じられないなと感じること多々ありました。それだと仕事へのパフォーマンスも低下しますしね。仮に僕が事業するなら、人間関係は大切にしたいと心から思う。

 日本人であることを誇りに感じさてくれる作品

僕は日本大好きだし、日本人であることを誇りに思っています。この作品はその気持をもっと強くしてくれる。なんというか・・・戦後間もない日本人は熱い生き方をしてい、純粋にカッコイイなと思わせてれます。

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